生徒からの声
ピアニスト
 

私は高校3年生の時に知り合いの方の紹介で大野先生に初めてお会いし、レッスンを受講しました。当時の私は技術的な面において「自分の限界」を感じていたのですが、先生が演奏されている時の手の形をみて、「こういう奏法もあるのだ‥」と新鮮な印象を受けた記憶があります。
 
レッスンに通い始めて間もない頃は、これほどまでに合理的な奏法だとは思いもよらなかったのですが、年数を重ねるうちに、それまでは自分にとって困難であったパッセージも無理なく演奏できるようになっていたのには正直驚きました。
 
また、これまでの先生のレッスンを振り返って感じることは、受験やコンクールの場合においても、いつも音楽に対して真摯な姿勢でレッスンをしてくださっているということです。単なる奏法の伝達ではなく、あくまで客観的な立場から「演奏とはなにか」、また「芸術家としてのあり方」といったようなものをその生徒のレベルに応じて一緒に考えてくださる先生だと思います。
 
現在、私はピアニストとして各地で演奏させて頂く機会に恵まれていますが、聴衆の方々に「音楽の感動」を伝えるという点においても、これまでのレッスンで培った事が本当にたくさん生かせているという実感があります。今では、大野先生は「先生」という域を越えて、尊敬できる良き音楽仲間(大変おこがましいのですが)としても、私自身にとってのアドヴァイザー的存在です。今後も先生のレッスンを通してさらに自分の音楽を深めていければと思います。

  

 スタインウエー写真

 

 

 

 


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